択一式(組合せ)基礎法学裁判制度
行政書士 令和2年 問1
第三者による紛争解決の方式
問題
次の文章の空欄[ ア ]~[ エ ]にあてはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。
現代の法律上の用語として「[ ア ]」というのは、紛争当事者以外の第三者が[ イ ]の条件(内容)を紛争当事者に示して、当事者の合意([ イ ])によって紛争を解決するように当事者にはたらきかけること、を意味する。このような意味での[ ア ]は、法律上の用語としての「[ ウ ]」とは区別されなければならない。「[ ウ ]」というのは、紛争解決の手段として、紛争当事者以外の第三者たる私人([ ウ ]人)・・・が紛争に対し或る決定を下すこと、を意味する。
「[ ア ]」は、紛争当事者の合意によって紛争を解決すること([ イ ])を第三者が援助し促進することであって、紛争を終わらせるかどうかの最終決定権は当事者にあるのに対し、「[ ウ ]」においては、[ ウ ]人が紛争について決定を下したときは、紛争当事者はそれに拘束されるのであって・・・、この点で[ ウ ]は[ エ ]に似ている・・・。
(中略)
しかし、このような用語法は、西洋の法意識を前提としそれに立脚したものであって、わが国の日常用語では、「[ ア ]」と「[ ウ ]」という二つのことばの間には明確な区別がない。『広辞苑』には、「[ ア ]」ということばの説明として、「双方の間に立って争いをやめさせること。中に立って双方を円くまとめること。[ ウ ]」と書かれている。そうして、奇しくもこの説明は、日本の伝統的な紛争解決方法においては[ ア ]と[ ウ ]とが明確に分化していなかったという事実を、巧まずして示しているのである。
(出典 川島武宜「日本人の法意識」1967年から<送り仮名を改めた部分がある。>)
| ア | イ | ウ | エ | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 調停 | 和解 | 仲裁 | 裁判 |
| 2 | 仲裁 | 和解 | 調停 | 裁判 |
| 3 | 和解 | 示談 | 仲裁 | 調停 |
| 4 | 示談 | 仲裁 | 和解 | 調停 |
| 5 | 調停 | 示談 | 和解 | 仲裁 |
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