資格ジュピター条文穴埋め・判例演習
教室の黒板の前で、紫の蝶ネクタイの黒猫のすみちゃんが指し棒で黒板を指し、机に座った赤い首輪の茶白の猫のそらちゃんが鉛筆でノートをとっている色鉛筆のイラスト
きょうの論点13条が求める
最大の尊重
その対象は何か
すみちゃんそらちゃん

授業2026年10月19日(月)・行政書士すみそら教室

憲法13条が最大の尊重を求める国民の権利は何か

この授業で扱う条文
日本国憲法 13条
中心の概念
幸福追求権
照合した法令
日本国憲法(1947-05-03施行版)

すみちゃん

今日は憲法13条の問題を出します。

第1問 13条の前段と後段

すみちゃん

憲法13条は前段と後段に分かれています。それぞれが定めていることを答えてください。

ヒントを見る
  • 前段は人そのものについて、後段は権利について定めています。
答え・解説を見る

正解の一覧

  1. 前段:国民は個人として尊重される
  2. 後段:生命・自由・幸福追求の権利は、公共の福祉に反しない限り最大の尊重を必要とする

すみちゃん

気になるポイントはありますか?

そらちゃん

前段と後段は、どこで区切って読めばいいですか?

すみちゃん

「すべて国民は、個人として尊重される。」までが前段です。そのあとの生命・自由・幸福追求の権利についての文が後段で、「公共の福祉に反しない限り」という限定が付いています。

すみちゃんひとつずつ条文で確かめましょう。

  • 前段は、国民は個人として尊重される — 前段の内容のとおりです。13条1項
  • 後段は、公共の福祉に反しない限り最大の尊重を必要とする — 後段は絶対の保障ではなく、「公共の福祉に反しない限り」最大の尊重を必要とすると定めています。13条1項

すみちゃん

後段の権利は、無条件ではなく限定付きで最大の尊重を受けます。その限界は第3問で確かめます。

そらちゃん

前段が個人の尊重、後段が権利の尊重なんですね。

その場で○×

幸福追求に対する国民の権利は、いかなる公共上の制約をも受けない絶対的な権利として保障されている。

正解と解説を見る

正解は×。誤り。生命・自由及び幸福追求に対する権利は、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で最大の尊重を必要とする。公共の福祉による制約を受けることが明文で予定されており、絶対的な権利ではない。但書による限定を見落とさない。

この○×を演習で解く

第2問 幸福追求権の中身

すみちゃん

13条後段が、最大の尊重を必要とすると定める国民の権利を、3つ答えてください。

ヒントを見る
  • 条文の「〜及び〜に対する国民の権利」の部分を思い出しましょう。
答え・解説を見る

正解の一覧

  1. 生命に対する国民の権利
  2. 自由に対する国民の権利
  3. 幸福追求に対する国民の権利

すみちゃん

気になるポイントはありますか?

そらちゃん

13条後段で尊重される権利は、条文にいくつ並んでいますか?

すみちゃん

「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利」の3つです。条文の並びのまま覚えましょう。

すみちゃんひとつずつ条文で確かめましょう。

  • 生命に対する国民の権利 — 条文に挙がっています。13条1項
  • 自由に対する国民の権利 — 条文に挙がっています。13条1項
  • 幸福追求に対する国民の権利 — 条文に挙がっています。13条1項

すみちゃん

3つの権利は、どれも「最大の尊重を必要とする」対象です。

その場で○×

幸福追求に対する国民の権利は、いかなる公共上の制約をも受けない絶対的な権利として保障されている。

正解と解説を見る

正解は×。誤り。生命・自由及び幸福追求に対する権利は、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で最大の尊重を必要とする。公共の福祉による制約を受けることが明文で予定されており、絶対的な権利ではない。但書による限定を見落とさない。

この○×を演習で解く

第3問 尊重の限界と場面

すみちゃん

その権利が最大の尊重を受けるときの限界と、尊重が求められる場面を答えてください。

ヒントを見る
  • 限界は「公共の福祉」との関係、場面は「国政」の範囲です。
答え・解説を見る

正解の一覧

  1. 限界:公共の福祉に反しない限り
  2. 場面:立法その他の国政の上

すみちゃん

気になるポイントはありますか?

そらちゃん

「立法その他の国政」には、何が含まれますか?

すみちゃん

立法だけでなく、行政や裁判も含めた国政の全体です。条文は「立法その他の国政の上で」と定めています。

すみちゃんひとつずつ条文で確かめましょう。

  • 公共の福祉に反しない限り — 限界の部分のとおりです。13条1項
  • 立法その他の国政の上で — 条文は「立法その他の国政の上で」と定めています。13条1項

すみちゃん

限界は「公共の福祉に反しない限り」、場面は「立法その他の国政の上で」。この2つを条文の言葉のまま押さえましょう。

そらちゃん

国政の全体で尊重されるんですね。

その場で○×

幸福追求に対する国民の権利は、いかなる公共上の制約をも受けない絶対的な権利として保障されている。

正解と解説を見る

正解は×。誤り。生命・自由及び幸福追求に対する権利は、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で最大の尊重を必要とする。公共の福祉による制約を受けることが明文で予定されており、絶対的な権利ではない。但書による限定を見落とさない。

生命・自由及び幸福追求に対する権利に最大の尊重を払うよう求められるのは、立法機関のみならず、行政機関及び裁判所をも含む国政の全領域である。

正解と解説を見る

正解は○。正しい。最大の尊重が要請されるのは立法だけでなく「その他の国政の上で」とされ、行政・司法を含む国政の全領域に及ぶ。個人の尊重は各人権規定の根底にある一般原理としても機能する規定である。国政の全領域に及ぶ点が鍵である。

この○×を演習で解く

まとめ

論点13条の内容
前段すべて国民は、個人として尊重される
後段が挙げる権利生命・自由・幸福追求に対する国民の権利
限界公共の福祉に反しない限り
場面立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする

間違えやすい点

  • 幸福追求に対する権利は絶対的な権利ではなく、公共の福祉に反しない限りの保障
  • 最大の尊重が求められるのは立法だけでなく国政の全体

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くわしい解説

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