資格ジュピター条文穴埋め・判例演習

第二編 普通地方公共団体/第九章 財務/第九節 財産/第四款 基金

地方自治法 第241条(基金)

分野:普通地方公共団体/財務/財産/基金

出題試験:行政書士

この条の要点

  • 基金の運用報告:定額運用基金は運用書類を作成→監査審査→意見付きで議会提出。
  • 基金の財産処分:基金の財産は設置目的のためでなければ処分不可。

条文原文

色付きの語句は試験で問われる重要な語句です。

第241条(基金)

普通地方公共団体は、条例の定めるところにより、特定の目的のために財産を維持し、資金を積み立て、又は定額の資金を運用するための基金を設けることができる。

②基金は、これを前項の条例で定める特定の目的に応じ、及び確実かつ効率的に運用しなければならない。

③第一項の規定により特定の目的のために財産を取得し、又は資金を積み立てるための基金を設けた場合においては、当該目的のためでなければこれを処分することができない。

④基金の運用から生ずる収益及び基金の管理に要する経費は、それぞれ毎会計年度の歳入歳出予算に計上しなければならない。

⑤第一項の規定により特定の目的のために定額の資金を運用するための基金を設けた場合においては、普通地方公共団体の長は、毎会計年度、その運用の状況を示す書類を作成し、これを監査委員の審査に付し、その意見を付けて、第二百三十三条第五項の書類と併せて議会に提出しなければならない。

⑥前項の規定による意見の決定は、監査委員の合議によるものとする。

⑦基金の管理については、基金に属する財産の種類に応じ、収入若しくは支出の手続、歳計現金の出納若しくは保管、公有財産若しくは物品の管理若しくは処分又は債権の管理の例による。

⑧第二項から前項までに定めるもののほか、基金の管理及び処分に関し必要な事項は、条例でこれを定めなければならない。

この条文の〇×問題(2問)

基金の運用報告

定額の資金を運用する基金を設けている場合、長は会計年度ごとに運用状況を示す書類を作り、監査委員の審査を受けて意見を付けたうえで、決算に係る書類と併せて議会に提出する必要がある。

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正解 ○

正しい。特定の目的のために定額の資金を運用するための基金を設けた場合、長は毎会計年度その運用の状況を示す書類を作成し、監査委員の審査に付し、その意見を付けて、決算に係る書類と併せて議会に提出しなければならない(241条5項)。議会による監視の仕組みである。

学習ポイント:定額運用基金は運用書類を作成→監査審査→意見付きで議会提出。

第二百四十一条5項

基金の財産処分

特定の目的のために財産を維持し資金を積み立てる基金は、設置の目的にかかわらず、団体の財政上の必要があれば目的以外の用途に財産を処分できる。

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正解 ×

誤り。基金に属する財産は、その設置の目的を達成するためでなければ、これを処分することはできない。目的外の財政需要への流用は認められない。第二百四十一条3項が目的外処分の禁止を定める。この取扱いは第二百四十一条3項の規定に基づく。

学習ポイント:基金の財産は設置目的のためでなければ処分不可。

第二百四十一条3項

問題で確認する

第241条の内容は2問の〇×問題と1問の条文穴埋めで確認できます。